「eスポーツ部」の設立に保護者は反対してる?
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「eスポーツ部」の設立に保護者は反対してる?

別刊BCN

こんにちは!
昔、1日にみかんを6個食べ続けて手足が黄色くなった、BCN新米ディレクターこねりです。

 eスポーツ部がここ最近、たくさんの学校で設立され多くの生徒さんたちがeスポーツを楽しむようになってきました。そして、eスポーツ部が立ち上がるとよく質問に上がるのが「eスポーツ部設立に対して保護者はどんな反応を示していたか?」的なこと。BCN eスポーツ部では高校を取材して高校生たちや顧問の先生たちからお話をたくさん聞かせてもらってきました。また、私自身も勉強のため様々なセミナーに参加してきました。そこで今回は、私が思った高校eスポーツの現状をすこしお話ししたいと思います。

「ゲーム」に付きまとう不安要素

 保護者の方の中には、ゲームをプレーしている自身の子どもに不安を抱く方が多くいると思います。私がもし親だったら、ゲームに依存してしまわないか、学力に影響はないか、子どもたちがゲームで関わる人とトラブルにならないか、といった不安がぱっとよぎってしまうかもしれないなと思いました。

 さらに、ゲームは全く内容を知らない人にとっては何をしているのかよくわからないといった不安もあると思います。そのため、ゲームについて明るくない保護者の方であれば、ゲームにのめりこんでしまう子どもに対してどのように接するべきかと悩まれることもあるかもしれません。

 事実、ゲーム依存のお子さんをサポートし、親子関係の修復を手助けしてくれるサービスもあります。
(BCN eスポーツ部でも以前ゲーム依存サポートのサービスを行っているAltcomさんのことを記事に取り上げました!)

 こちらのサービスはゲームを否定せず、サポートしながら親子関係の修復や将来の不安の払しょくを目指すメンタルケアを得意としています。こういったサービスが生まれる背景には、やはり「ゲーム依存」で悩まれている方々や、「ゲーム」そのものに否定的で学校のeスポーツ部も否定的に思われる方が多くいらっしゃるのかもしれませんね。

 ですが、私が高校eスポーツ部を追う中で聞いてきた保護者の方の意見は全く異なるものでした。

実は保護者の方々の理解を受けている!

 保護者の方からはなかなか理解されない分野のような気がする“eスポーツ”ですが、多くの学校で特に反対の声が上がったという話は聞きませんでした。わたしも、これを聞いたときはちょっとびっくりしましたが、「子どもたちが自宅の部屋にこもって何をやっているかわからない状況よりも、学校で部活動としてeスポーツ部に励んでいるとわかるほうが安心する」といった声もあるそうなんです。

 さらに学校のeスポーツ部の活動としてプレーした日は家ではあまりゲームをしない生徒もいるようです。日本文理大学附属高等学校 eスポーツクラブの安東先生はむしろ部活を通して活躍しているわが子を見ることができ保護者の方に応援していただいていると話します。

日本文理04_0907

安東先生 学校では大体2~3時間の活動で、家に帰った後もプレイする生徒も中にはいると思いますが、学校でした日は家であまりしないようです。むしろ、保護者の方からeスポーツクラブの活動を応援していただいています。自分たちの子供が活躍しているのを見るのは、保護者としてもうれしいですよね。

 こうして保護者の方の反応を見ていると、もしかしたら「学校で行うeスポーツである」ということが、ある意味で安心感につながっている部分もあるのかもしれません。先日参加した「第2回eスポーツ国際教育サミット2021」ではeスポーツ部の顧問をされている2人の教員の方が登壇されており、両校とも「ある程度勉強に支障をきたしたら部活動ができないよ」といった約束を部内でつくっていると話されていました。

▽朋優学院高等学校の岸波禎人教諭

岸波先生

▽茨城県立東海高等学校の千葉徹也教諭

千葉先生

先生たちは生徒たちが学生として勉学にも励めるような環境づくりをサポートしてくれているようです! そういった先生方、また教育機関の部活動ということで、勉強をおろそかにするまで没頭させることはないだろうという安心感もあるのではないかと思いました!

 eスポーツ部はまだ多くの学校で設立されているわけではなく、賛否両論が上がることもあるかと思いますが、少なくとも「保護者の理解を得にくいのではないか」というイメージはすでに過去のものなのかもしれないと感じました。もっと多くの学校に当たり前のように「eスポーツ部」があり、学校でeスポーツに打ち込む学生が増えるのもそう遠くないかもです!笑

今回の記事で引用した日本文理大学附属高等学校 eスポーツクラブの記事はコチラから▼

NASEF Japanさんが開催した「第2回eスポーツ国際教育サミット2021」の様子はコチラから▼

▶continue?
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