見出し画像

【eスポーツ部取材の裏側 #3】eスポーツとゲームの違いとは

こんにちは!こねりです。
先日、静岡県にある誠恵高等学校さんにお邪魔させていただき、総合文化部eスポーツコースに所属する学生さんたちを取材してきました!

そして完成した記事がこちら↓

前編🔽

後編🔽

実は話が濃すぎたために前後編に分かれた超大作インタビューになっちゃいました(笑)

でも、2つ記事を書いてもまだまだ話したりなりないな~ってことでnoteでもインタビューをあげます!

今回話に上がったのは

『eスポーツを通じて成長できたと思うこと』

eスポーツってどこかまだ否定的な意見も受けてしまいがち…… っ

でも、本人たちはどう思っているのでしょうか?
シンプルに彼らの意見を知りたいなと思いました!

誠恵高等学校総合文化部eスポーツコースに所属する当事者の学生たちの視点からeスポーツを通じて成長できたと感じるところについて語ってもらいました!

上段:杉浦光浩先生(左)・飯島修校長(右)
中段:高田一生(左)・志村隆佑斗(中央)・栗原宏介(右)
下段:高槻燿太(左)・岩田葵(右)

①コミュニケーション能力

チームで連携する必要がある競技タイトルの場合、周りの人と協力することが必要になってきますよねっ

誠恵高校の皆さんもそうした経験を通じてコミュニケーション能力や自分の考えを人に伝える能力を身につけることができたと話してくれました!

高槻君
とりあえずコミュニケーション能力はついたかな。
やっぱゲームってしゃべらないと……、連携撮りながらやるじゃないですか。APEXとか。

そういう感じだとしゃべらなきゃいけないのでコミュニケーション能力だったり教えたりする能力も割とアップしたのかなと思います。

eスポーツ部って言っても「部活」だから後輩ができたり、eスポーツ初心者だけどやりたい人と一緒に挑戦したりすることもあるだろうから、人にかみ砕いて教える方法や、自分の考えをどう伝えるのか、結構考える機会が多いのかも。

顧問の先生たちも初めてeスポーツ部の顧問になる、という人も多いと思うから技術的なコーチングとかはやっぱり学生たちが主体的になって進めることも多そう!

②技術力

次に話が上がったのが、「技術面」でした!

ゲームによってプレーするのに必要な機材が変わってきます。多くのeスポーツシーンでは1秒の差が大きく勝敗に関わってしまうこともあるため、処理能力の高いゲーミングPCを使うことが多く見受けられます。

そんなこともあってPlayStation(PS)シリーズやNintendo Switchでプレーしていた部員はPCに慣れるよう特訓したとか! 最初はPCに慣れるために練習していたそうですが、続けていくうちにPCでのプレーを通じて別デバイスでも活かせる技術を磨くことができたみたいっ!

志村君
中学のときとかは、PSでプレーしてたんですよ。やっぱPCっていうと世界が全然違うじゃないですか。

でも、部活でPCの世界を知っていって……続けていると慣れてきました。そしたらPCの世界でも戦えるようになって、PSの方でも同じぐらい戦えるようになってきたんですよね。

「あぁ、うまくなったんだな~」と自分でも思っています。(笑)

まず、PSでやってたものをPCでやるって、
最初は全然なれないと思うから違和感半端ないだろうな。どのボタンを押すかわからなくなって別のボタン押しまくっちゃいますよね(笑)

‥‥地道な努力を感じるっ!

③目標設定の仕方

最後に上がったのがこれまた面白いお話で。

ガチでゲームに取り組む「eスポーツ」と、ただ楽しくゲームをしている「エンジョイ」との差を大きく感じている子もいました。

「eスポーツ」としてプレーしていく中で強い人と対戦し、なぜその人が強いのか、どうしたら自分もそのように強くなれるのかを考える機会が増えたみたいです。

高田君
自分はゲームとeスポーツの違いが確立されているっていうことに気づいたことですかね。割とゲームってエンジョイでやってたんですけど、eスポーツ部として取り組む中で競技性を知っていくことが多くなって……。
 
前にインターネットで強い人と知り合いになりました。強い人と対戦していると、最初は強すぎて全然勝てないっていう人に、ちょっとだけ近づくっていうことができて、自分がうまくなってるって感じられたんですよね!

そういう人とちょっとした大会やイベントに出るようになると、やっぱり競技っていうのは緊張感とかの面でエンジョイと全然違うなって思いました。
 
こねり
高田君ありがとうございます。
岩田君はどうでしょう?

岩田君
普段ゲームをプレーしているときと大会とかでは雰囲気が全く違います。今は大会に出て強い人たちの強さを自分で理解して、それを超えるところを自分の目標地点として設定して練習しています。その強い人たちに追いつけるように練習するっていうのが、普通にプレーしているよりは成長するっていうのに気づきました。

「eスポーツ」と「エンジョイ」の違いっていうのは面白い視点!
確かに緊張感も違うし、エンジョイだとそもそも「操作に困らないくらいの技術でいいや」っていう感じがある気がする……。ゲームの楽しみ方は人それぞれだけど、eスポーツは勝つ楽しさが大きいのかな~と感じます。

皆さんはこの辺どう思いますかね?

それに、きちんと目標を定めるときには、強い人たちより少し上に設定するようにするっていう方法をとっていると教えてもらいました! 大会で100%力を発揮するための目標をしっかり立てているみたいです。

なんか、こういう考え方はeスポーツだけでなく色んな所に生きてくる気がする!

eスポーツ部を通じて実生活でも生きる成長!

今回のインタビューを通じて誠恵高校eスポーツ部のメンバーが色んな面での成長を感じていることが分かりました!

eスポーツだけでなく実生活でも生きてくる点が多かったように感じます!
そこが話を聞いていて一番面白かったです。

実際にeスポーツ部で活動している部員たちも他の部活で一生懸命頑張っている生徒たちと変わらず、自分の好きなものに真剣に打ち込んでいるんだな~と思いました。

また別の学校のインタビューでもどんな所で成長を感じたか聞いてみたいですね~っ!

というところで、今回はここまで!
また次回の取材の裏側の更新を気長にお待ちください~(笑)

今回取材させていただいた誠恵高等学校eスポーツ部記事はコチラ↓

前編🔽

後編🔽

▶continue?
他の記事も気になる方はコチラ↓


BCN+Rは、旧サイト「BCNランキング」オープン以降、15年を超える膨大な量の過去記事が読めます。別刊BCNでは、厳選した過去記事や記者のつぶやきを紹介していきます。