ファーストクラスを初体験
コロナ禍で遠出の機会がめっきりなくなりました。Go To トラベルも来年1月11日まで全国一斉で運用が停止となり、感染拡大が収まらない現状では致し方ありません。年末年始の帰省など、予定していた旅行のキャンセル対応に追われた人も少なくないでしょう。
そんな中、今年の秋のことですが、編集部のリョウヘイは飛行機で日本一周してしまいました。しかもファーストクラスで、です。初体験でした。
とはいっても、景色は全てバーチャルで、本物なのは座席だけです。利用したのは「池袋に国際空港オープン」をキャッチフレーズにサービスを提供するFIRST AIRLINESです。
トルコ航空のファーストクラスと同じ座席に初めて座ってみましたが、座り心地はバツグンで、これはリラックスできそうだと思いました。ただ…
離陸前の救命胴衣のレクチャーも本物と同じように、客室乗務員の方が紹介してくれます。徐々に緊張して高まるリョウヘイの鼓動。
リョウヘイは想像力(あるいは妄想力)が豊かだからなのか、離陸するタイミングで、思わず腰を上げしまいそうになるほどの浮遊感を覚え、手に汗を握るぐらいに緊張してしまったのです。ただ部屋の一室でイスに座っているだけなのに……。
同じ編集部のタケシは、値段を聞いて驚いていましたが、久しぶりに飛行機に乗った気分で満足するリョウヘイでした。今回は海外が人気で国内旅行でしたが、今度は“海外”も体験してみたいとのこと。取材では海外に行くこともありましたが、今年はまったくなし。せめてバーチャルで海外旅行の気分を味わってみるのも悪くないでしょう。
むしろ、ヘッドマウントディスプレイなど、VRやMRのテクノロジーはコロナ禍で今後ますます加速するに違いありません。海外が遠くに感じた一年になってしまいましたが、テクノロジーによって近く感じられる日はそう遠くないかもしれません。